若女−能面の中から
今月末に 能 『杜若』 を舞います おもて(能面)は 「若女」です 能面をつけると 途端に視野は狭められ 無限に 集約された空間に放り込まれます そこにあるのは 他者の姿でも 自分の姿でもない ただ 「 杜若の精 」が見ている 業平 であり 高子 皇后であるのです...
今月末に 能 『杜若』 を舞います おもて(能面)は 「若女」です 能面をつけると 途端に視野は狭められ 無限に 集約された空間に放り込まれます そこにあるのは 他者の姿でも 自分の姿でもない ただ 「 杜若の精 」が見ている 業平 であり 高子 皇后であるのです...
六月に入り 能 杜若 公演迄に 何としてでも 伊勢物語 東下りの段 世阿弥 杜若 を消化していただいてから 多数の方々がお申し込みくださっている 神戸 あじさい能 に お越し願おうと 遮二無に 頑張って 講義を組み立てている最中です 伊勢物語 昔おとこありけり ここに...
手作りのプレゼント 思わず息をのみました 今届いたピンクと白い和紙の 可愛い包み紙と 念入りの丁寧な包装の箱を 時間をかけてあけました 綺麗なリボンに包まれた たくさんのサンフロランタン! お菓子に疎い私は その名前も知らないし 手作りだなんて 遠く考えも及ばない… でも...
新芽がこんなにたくさん まるで競って伸びようとしているかのように 一斉に頑張って背伸びしていました 久しぶりのジョギング そして 必ず通るこの松に ご挨拶 です 早朝 五時でも すっかり明るくなった空が いつのまにか過ぎた 季節の移ろいを 教えてくれます 一年に一度の...
本日のお稽古の時に この紫陽花を持ってこられた方がいます とっても重いプレゼント!でした どうやって運ばれたのやら お稽古のお帰りに お玄関の外にそっと置いてありました 先生 お水だけお願いします! と華やかな笑顔を残してお帰りになりました 私のbirthdayを...
inner muscle outerの逆の 体の奥の筋肉を どう付けるか 体幹を意識して 足拍子 摺り足 小回り をしてごらん 体が揺れている 頭が上下に動く これも inner の根幹がしっかりしていない などなど 舞の稽古の中で 良く申し上げる言葉です ...
私の 四月 は 4日 宇和島稽古 6日 大阪 Y能楽堂 花見を兼ねて 10日 姫路 舞台 革細工コレクションを兼ねて 18日 宇和島稽古 23日 神戸 能申し合せ 26日 第42回泰鳳会 鳳之会 松山市民会館能楽堂 29日 今治 能 そして 五月 2日 ...
LINE メール 便利な世の中になりました スマホ一台で全て可能 万能です 一世代前は 筆でしたため 何度も読み返し 推敲して 住所を調べ 切手を貼り 伝わるべき言葉が適当だったか と反芻しながら ポストまで投函しに行きました 相手に届くのは2、3日後のことでした...
昨日 恒例の松山城二之丸薪能が 開催されました 満員の観客の中 私たち 泰鳳会 も 舞囃子 敦盛 で出演です 三越座学 を始めとして 宇和島 でも、 エミフル でも 平家物語 を学び 最初にこの16歳の少年を取り上げて いよいよ 世阿弥の能 敦盛 の 一番の見せ場 ...
10月28日 静かな校庭を入ります 再び 懐かしい空気と柔らかな風を感じながら 私は 校内に入ります なぜか もう他所者ではないような 自負心が湧いてきて ワクワクしている自分がいました 本日も 生徒と先生の 能楽コンサート本番前の稽古のために 松山から参りました それから...
前途ほど遠し 思いを雁山の夕べの雲に馳す 平家都落ち その中で一人 忠度 は 一巻の彼の家集 百余首を 師である俊成に託すために 引き返した 思いを 師に伝えられた忠度は 今は西海の波の底に沈まば沈め 山野にかばねをさらさばさらせ 浮世に思いおくこと候はず...
李白一斗詩百篇 長安市上酒家眠 天子呼来不上船 自称臣是酒中仙 忙中閑あり 本日のお稽古にて 松江市の大吟醸 李白 を頂きました 以下 上記 李白 の漢詩 七言絶句の意訳でございます 李白は一斗の酒で 百首の詩を作る 長安の居酒屋で 眠り込み...
北宇和高校 です! 静かな校内に入ると すぐ事務室 スリッパに履き替えていると 初回と同様 すぐにO教頭先生がいらして下さいました この本当に優しい教頭先生は 何事にも 心配り をなさいますし 柔らかな物腰と言葉で 生徒たちを 静かに動かしていらっしゃいます...
友愛 清純 自律 立派だなあ と思いながら校内に入りました 後ろから お声がかかり 私と分かるとすぐに事務室にご案内下さった方がいます 綺麗な廊下 綺麗な応接室 行き届いた 心 があちこちに感じられ 野菜 100円 のコーナーもすっかり嬉しくなりました 人の 優しさ...
特攻隊の青年たちの写真を 一枚一枚 丁寧に見て歩きました 手記 手紙 語り尽くせない文章の数々 弔いの 灯籠 が その人たちの数だけ 整然と並んでいました まるで 出撃前の隊列のように 白い軍服姿で挙手の礼で立っている 幻影 が 灯籠と二重写しとなって...
生きていると 動いてみると 本のページをめくるように 日々 新しいひととの 出会い があります。 一度もお話をしたことがない方に ある所で 出会い 目を見ながら 会話 をする。 日常茶飯のことであるにもかかわらず 改めて不思議だと思うのは 多分その方が新鮮な 息吹...
平敦盛 巴御前に続く 第三回座学 は「平清経」です。 三越 座学 宇和島北フジ 座学 とそれぞれの個性の違いがあり とんでもない 意訳 や こうかなあという大まか過ぎる 解釈 が出たり 時間は掛かりましたが なかなか面白い解釈を繰り返した 清経の時間でした。 今回は...
三伏之会 昨日終了致しました 泰鳳会の皆様 おつかれさま 素敵な花束も 私への慰労のお心が伝わり 静かに動いて下さいましたM会長 始め 皆様に お礼申し上げます さて 会最後の私の独吟[雨月] について ブログに上げるお約束を致しましたので 解説を交え 私説を申し上げます...
『よも尽きじ 万代までの竹の葉の酒 汲めども尽きず 飲めども変わらぬ 秋の夜の盃』 急速な発展を見せているMTさん 舞も謡も です。 しかし 『猩々』の舞にどういう文言が 組み込まれているか 舞の傍ら お考えになったことはありますか? 幾ら汲んでも飲んでも...
八月三日(土)宇和島市生涯学習センター パフィオ にて 泰鳳会夏の会三伏之会 を 10:00から開催致します 酷暑の続く中 会の方々は集中力満杯にて 現在も稽古に励んでいます。 ちなみに本日7月30日は 松山 德本能舞台にての申し合わせ日です。 宇和島 今治 伊予市からも...