top of page
検索
  • taihukai2004

松囃子 令和六年

新年最初の催しは

8日松山市民会館能楽堂にて行われました松囃子です

愛媛県能楽協会主催にて

観世 宝生 金剛 喜多

の各流派が集いました


お屠蘇と清めの塩を頂き

儀式の後は


翁 東北 羽衣 老松 小舞 高砂

めでたい謡や舞が続きます


観世流は 泰鳳会にて

老松 連吟

をさせて頂きました


暗記して正面を向き

堂々と朗々と勤めることを

今回の目標と致しましたが


切り戸口にて 皆様

頼りなく

やはり謡本を持参してのご出演となってしまいました。


しかし、これまでになく

しっかりとした発声にて

老松

「千代に八千代に さざれ石の 巌(いわお)となりて 苔のむすまで〜

齢(よわい)を授る(さずくる)この君の〜」

と、ことほぎのお謡を

全員にてなさいました。


満足な緊張感と集中力は


「久しき春こそめでたけれ〜」

と、終わりまで続き、今年の学びの発動力全開です。


しかし

泰鳳会の面々 水面下にて色々とありました。


稽古に身を置く以上

言い訳がましいことは一切仰らない方々です。

その点雄々しく、私の信頼を強く得ている強者揃いですが、

個々の方々の実情は私が一番心得ておりました。


以下

昨日遅く

ご出演の皆様向けての

私からのメッセージを追記させて頂きます。


お読み頂くことで

大切な私の弟子の方々の

ひたすらさな純粋さをお分かり頂き


またお読み下さっているあなたに、日常を暮らす中での少しのご参考や、

それがわずかでも、明日の頑張りの一端となれば

嬉しいと思います。


《 本日は

早くからのお集まり

ありがとうございました


オペの合間を強行突破して来たMTさん


殆ど休日もない中で

老松

のためにいらして

直行でお仕事に帰られたYMさん


宇和島から

昨日来られ

一泊して

老松 に備えたTHさん


どの方にも

本当に頭が下がります


反省会も

思いやりに満ちたMSさんの行動が

嬉しかったです

お一人で残してきた

お母様の発熱は大丈夫でしょうか?


小宴 ご馳走様でした


舞台を勤める

舞台に座る、

ことが即ち

それぞれに

違った苦さや達成感を

昨日までの自分に

新たにもたらすのでしょう


吉田高校能楽コンサートが今月25日


「明日から

また25日まで

新しく覚えねば!」


本日の気合いの合言葉でした


有り難いことに

チャンスは

また到来します


より良い自分を目指して

また

学び直しが始まります


回を追うごとに

先輩としての貫禄は付いていますよ


本日

来られない方も

来られた方も

お互い

また

精進せねばなりませんね 》




閲覧数:18回0件のコメント

最新記事

すべて表示

三越座学 [能 巴]と[平家物語 義仲の最期]

いよいよ 本日、第二回 義仲と巴についての座学が 終了致します。 締めくくりに 受講された皆様に課題を出しました。 レポート用紙一枚に 木曽義仲の生き様 もしくは 巴御前の内面について 自由に書いて発表して頂きたい。 今頃、座学受講の皆様は、久しぶりの自分との格闘の時間を過ごしていることと思います。 平家物語も、謡曲 巴も 再度読み直してみて 思うところは多かったでしょうか? では 皆様と同じく

般若

記事: Blog2_Post
bottom of page