杜若ー座学からー
- taihukai2004
- 2 時間前
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六月に入り
能 杜若 公演迄に
何としてでも
伊勢物語 東下りの段
世阿弥 杜若
を消化していただいてから
多数の方々がお申し込みくださっている神戸 あじさい能に
お越し願おうと
遮二無に 頑張って
講義を組み立てている最中です
伊勢物語
昔おとこありけり
ここに杜若は
九段に現れます
一段 初冠
四段 月やあらぬ春や昔の春ならぬ 我が身一つはもとの身にして
六段 芥川
白玉かなにぞと人の問ひし時
露と答へて消なましものを
七段
いとどしく過ぎゆく方のこひしきに
羨ましくもかへる波かな
八段
信濃なる浅間の嶽に立つ煙
をちこち人の見やは咎めぬ
このようにして
昔男の東下り は
七段から始まります
現在の座学は
業平の行程を辿る最中です
最初に 伊勢物語 原文を理解して頂く
できれば
受け売りでない
ご自分の語彙力での咀嚼を
願いますが?
そこで 業平その人に対する
ご自分たちだけの
業平の人となり を作って頂きます
そこから
能 杜若
の世界にいざないたいのです
人の経験値はそれぞれです
過去への思いも
それぞれ違います
良い歳を重ねたおとなたちが
古典と そして
今の自分と
どう向き合うか
micro の世界から
杜若 と共に
macro の世界にお誘いしたい
草木国土悉皆成仏
この壮大なことばの意味を探りながら
座学のニ回の時間を共有したい
六月座学は
あと二回しかありません
六月二十八日
神戸神能殿にて
そこで学びあった時間を
体現できるか どうか
これは
私
全存在にかかっている
ど難関です
拙さ を承知で
挑んでみます
『芯 挑戦 飛躍』
となれますように…
おのれと向き合う「挑戦」は
今日も続きます
前回のブログで申し上げました
「誇り」は
重圧のはるか彼方です
九段
からころも
きつつなれにしつましあれば
はるばるきぬる
たびをしぞおもう
次回は
杜若 [座学ニ]
宇和島 三越 松前
各会場での座学終了後に
お伝えしましょう
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