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  • taihukai2004

心が緩むとき


愛媛県文化祭 能楽

[能管の調べと仕舞五題]

終了の時を迎えました


それぞれが今の段階での

ベストを尽くして舞うことができたと

地頭の位置から見せて頂きました


しかし

心の緩みは出ましたねぇ


切り戸口から出て

切り戸口に入るまでが

舞の全て


緊張感と集中力を維持すること


と申し上げて参りましたが

舞い終わったと思った瞬間から

三々五々

舞手の集中は切れていました


扇の扱いも始末も

姿も


同時に

瞬時に

美しく勤め

一糸乱れぬ姿を見せること


それは

己の品位を示すことであり

また

最後まで

見てくださった客人への

礼儀とご挨拶だと思っています


舞手が舞台に立つ時は

個々の集大成であり

達成感と自己満足?が待っています


しかし

自分一人では

舞台には立てません


学ぶべき世界があり

自己研鑽があり

その軌跡を見ようと

遠くから来て下さる客人がいるのです


忘れてはならないこと


おのおののの持ち方

謙虚さ 頭を下げる気持ち 

礼儀というを教わる気持ち


心身両面から

学ぶべきことは

数限りなくありそうです


舞台に立つということ

板につくということ


まだまだ

前途遼遠 


未熟な私達に課せられた課題

有難いことに

常に生まれています




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