10月28日
静かな校庭を入ります
再び
懐かしい空気と柔らかな風を感じながら
私は
校内に入ります
なぜか
もう他所者ではないような
自負心が湧いてきて
ワクワクしている自分がいました
本日も
生徒と先生の
能楽コンサート本番前の稽古のために
松山から参りました
それから
3日後
10月31日(木) 13:50〜
能楽ふれあいコンサート当日が来ました
北宇和高校において
本校分校合同で行われます
三間分校の愛おしい二人の高校生は
稽古の時と同様に
頑張りました
能楽コンサート開演直前
出会った子供たち
「あー 先生」
私を見る目が落ち着かない一人
もう一人は
擦り寄るようにして
頼り切っているこの男生徒にくっついている
「頑張れ!」
心で伝えて
笑いながら
私は
肩を叩く
分校の先生方は
この子達の周りを取り囲むようにして
静かに柔らかく
佇んでいる
本番 来ました
たくさんの
本校分校の生徒たちと先生方の前で
この二人が
そして
何よりの応援団の
6人の先生たちが
力を合わせて[老松]を謡い 舞うことが出来るか
出演前
私は
見守るしかない
本番が 来ました
館内の静寂の中
👫二人はステージ真ん中に立ちます
先生方
両横に並ぶ
始まりました
私たちは精一杯の地謡です
やりましたよ
やりましたねぇ
堂々と。
自信をつけてやりたかった
やればできる
という自信を
今日は
そのために
私は
このステージに座りました
あとは
分校長の簡潔で明確な舞のご説明
分校の先生方の舞
唐船
猩々
の二番の仕舞を
六人の先生方は
姿美しく颯爽と舞えました
この短期間で
この難しい仕舞をよく
マスターできました
私は
心からの賛辞を
今 この松山の地から
私の德本能舞台から
送ります
分校全員の子供たち30人に
そして
本校の子供たち230人に
しっかりと見て頂きました
二人の生徒たちと
深い優しさの先生方に
今
心よりお礼申し上げます
とりあえず
本日の能楽コンサート
15:30
終了致しました
翌日である今日は
再び
宇和島に向かいます
待っている私の弟子たちに
また
厳しい稽古再開です
次の会目指し
私たち泰鳳会は
とどまるところを知りません
この能楽コンサートを通して
能楽の舞を、謡を、稽古してみよう
と思う方がお一人でも増えれば
私は嬉しい
喜んで駆けつけます
再会したい方がいっぱいできました
「かっこよかった
憧れます」
「ああいう舞がしたい」
こう言ってきた男子生徒もいました
さて
次回は
北宇和高校本校における
能楽コンサートの様子を
写真を頂きましてから
皆様にお伝えさせて頂きます
暫くお待ち下さい
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