top of page
検索
  • taihukai2004

無聲音

冥冥ヲ視、無聲ヲ聞ク

冥冥之中、獨リ暁ヲ見ル

無聲之中、獨リ和ヲ聞ク

   (荘子 天地篇)


時に無性に「山姥」の謡(うたい)を

謡いたくなります


無聲音の世界に埋没したくなる時かもしれないです


時に

謡の中に

かけがえのない自分の人生観を

視ることができるときは


誰が分からなくとも

幸せな時間を独りで

満たすことができる

泣きたくなるような

至福の時を独占できます


謡は

その重さを識る人たちに

七百年近くもの間

大切に受け継がれ


この私の手元にも

届けられた

宝物のような

無形の存在物なのかもしれません

閲覧数:22回0件のコメント

最新記事

すべて表示

諸行無常の響あり 沙羅双樹の花の色 盛者必滅のことはりを表す 奢れる者久しからず ただ春の夜の夢の如し 猛き者も遂には滅びぬ ひとえに風の前の塵に同じ 平家物語の冒頭です 文体の美しさ 格調高く力強い文体 声に出して読むだけで 無常感は実感として伝わってきませんか? 命ある者は必ず死ぬ 若者よ 老い衰える日は目前にある 万物は永遠ではない 今あるこの執着を 私は如何にすれば良いのか 盲目の琵琶法師

記事: Blog2_Post
bottom of page