美しい山 真っ青な空 石畳 古い家並み
吉田高校の周辺は透き通っていました。
一歩
学校の門を入ると
掃除の行き届いた玄関前も同様、
澄んだ空気が充満し静寂そのものの空間がそこに広がっていました。
案内をお願いした事務室の方は
親しい笑顔で応対下さり
すぐに
スマートで優しい雰囲気の教頭先生が
いらっしゃいました。
全てが身近で学びの空気の中
長い廊下を辿り
体育館へ向かいます。
あの今までの静寂はどこに?
と耳を疑うばかりの凄さで
「こんにちはー!!」
体育館で
バスケ バレー などなど
夢中で汗を流していた高校生たちが
案内下さった教頭先生だけでなく
私たちに向かってまで
一人一人が
頭を下げ最大の声を上げて
挨拶下さいます。
今回 私たちは
一月二十五日
本校で開催の
能楽コンサートのための
準備に参りました。
ステージを測り
舞台を想定し
囃子方の位置 地謡の位置
また
マイクの位置 反響の確かさ
やるべき作業は多々あります。
部活の人達の大きな声を背景に
ステージからこちらの声も出してみます。
体育館後ろまで届かなければ
意味は無いと心得ています。
本番 皆さんが整然と
能楽コンサートを静聴下さったとしても
それを期待するのは
こちらの甘えであり、
個々の心の中まで浸透して頂けるのかどうか
これは私たちの努力に掛かっていくものと心得ています。
懸命に作業を行っていますと
教頭先生から
舞を舞うご希望の先生お一人をお連れ下さりました。
このM先生は快活な男の先生です。
一目見て
ああ この方は「猩々」を舞って頂こうと決めました。
翌日の私の先生方へのご指導前に
事前準備だけはさせて頂き
無責任なご指導は控えねばならない
と思って
12月26日
本校に参りましたが
一足早くM先生は舞を習いにいらっしゃいました。
心構えに感服です。
先生方の舞はいかに?
明日の他の先生方の舞のご指導も含めまして
ブログ吉田高校⑵
でご紹介させて頂きます。
本番 生徒たちに受けるかどうか?
お楽しみにお待ち下さいますように…
吉田高校から松山に向かって高速を走っていますと
今日は満月でした。
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