本日は大学入学共通テスト1日目です。
JRまでジョギングしました。
多忙な中、本当に久しぶりの
早朝ジョギングです。
いました、いました
緊張の面持ちの制服姿の何人かが
構内をうろうろしています
ターミナルホテルのレストランにも
食事中の受験生
がんばれー
と気合いを念じながら
真っ直ぐに見据えて
目で、高校生たちに伝えたつもりです。
そうそう
ここから吉田高校にも
線路は繋がっている
と
ふと懐かしいような慕わしいような
不思議な親近感を覚えて
立ち止まる自分がいました。
昨日吉田高校には伺ったばかりなのです。
前途洋々
全て順調に乗り越えて行く人もいる。
挫折挫折の連続で
頭を抱え、座り込む人もいる。
順風満帆は理想です。
緊張で、頭を振っても、叩いてみても
出てこない。
つたない努力はそんなに簡単に実を結ばない
自己嫌悪…
初日のテストから
こんなこと考えるほうがおかしいですね。
しかし
無我夢中で二日間をこなし、
そうこうしているうちに、進路が明確になり
また
先を見据えて
学問の学び直しが始まります。
人生も同様です。
今日の一日、明日の一日は、
生きることの縮図です。
生きることは
やり直しの連続だと
私は思っています。
何歳になっても
何度でも
やり直しはできる。
右腕を無くし、両膝を粉砕骨折し、左腕を大きく裂傷した人がいる。
バイクの事故です。
松葉杖もつけない。
どうするの?その人…
と聞くと
命は大丈夫よ、
これから一つずつ つないでいく。
と、うちのお嬢さん。
彼女は殆ど睡眠時間も返上して
外科の第一線で
こうやって生きる人を救っています。
やり直しを、学び直しをしながら
進んでいく中で
私はいつも
男時(おどき)女時(めどき)
を思います。
世阿弥の言葉です。
順風満帆の時は進むのです。
挫折したら、頭を抱えながら
待ちましょう。
男時まで。
学び直しをしながら、
やり直しをしながら、
つたない生き方で良いのです。
繰り返して
生きること
器用な人間にはならなくてよいのです。
器用貧乏は
舞台には向かないのかもしれませんね
舞台に立つ ということ
板につく ということ
やり直しをしようと思う人を
私はいつも待っています。
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