11月23日(木) 12:00〜
愛媛県総合文化祭開演です
私たち泰鳳会は
能楽
笛の調べと仕舞五題
で出演致します
まず
能管により
「楽」のカカリから始まります
心地よい音色の中
いよいよ舞手登場です
昨日も德本能舞台で
何回も申し合わせと称して
皆様 舞い込みました
集中力を絞る余り
緊張で 声は震え 足はガクガク
の方も大勢です
このような
心臓が口から飛び出すような経験は
なかなか出来るものではありません
記憶の連続で
顔も引き締まり 知的で若々しい表情です
舞い込むことで
身体も相当にスリムにかっこよくなりました
出演のための自己研鑽と比較しますと
痩せるためのダイエットなど
小さなことです
さて
では舞手たちがどのような舞を披露しようとしているか
舞の内容をここで
ひと足先にお知らせしておきましょう
ご覧になられない方でも
想像をどうぞ働かせながら
お読み下さい
〈半蔀〉
薄明の中 現れた「夕顔」の精が、舞いながら 僧に回向を頼む
という夏の幻想の舞 源氏物語の世界です
〈松風〉
在原行平を恋う 「松風」「村雨」
二人の女性の 愛の妄執を舞います
87歳の舞手は 自分の人生を辿りながら 舞台を勤めます
〈山姥〉
深山の霊気漂う中、輪廻の苦を背負い
山また山をかけ廻る山奧の鬼女の「山廻り」の姿を舞います
それは 私たち人間の本当の姿 本性なのかもしれません
〈老松〉
常緑の松の如く 長寿を授け 幸多かれと願う心に、松吹く風の音と、紅梅の香りが 神の告げを運んでくる というめでたい早春の舞です
〈鵜飼〉
殺生で地獄に堕ちた鵜使に善の行いを見た閻魔王が成仏を許す、という凄みと慈悲の心を舞います
〈小鍛冶〉
ヤマトタケルの命の「草薙の剣」の由来を 扇を剣に、賊と戦う命(ミコト)の姿でお見せします これは 古事記 日本書紀が原典です 刀剣女子がご存知の 「小狐丸」も出てきますよ
五番のお仕舞
山姥 老松
はどちらかをお見せ致します
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